KinoPino’s diary

このブログは、手芸が好きで凝り性で飽き性の姉(ぴのすけ)と、お絵かきが好きで気まぐれで飽き性な妹(きの)の、いつまで続くかわからない交換日記です。

模様替えの予定が断捨離になった話【姉】

どうも、ぴの姉です。

いつもだったら、立板に水の如く、いくらでも書くことができる私です。

きのちゃんとのこのブログも全然書くことに困ることはなくて、そもそもこれくらいの文章量だったら然したる負担にもならず、何ならきのちゃんが更新したのを見た流れで書けるくらいだったけど、それだと圧が強すぎるかなって思ってワザと時間を置いてたくらい(そして忘れてたことはあるかもしれんが)でした。

それがなんと、今回は全くと言って良いほど書けなくて、今のこれを書くまでに、何週間、書いては消しを繰り返したか分からないくらい。

きのちゃんが引越しの準備に追われている中、私はアパートの更新手続きをしました。

考えてみたら、賃貸物件の更新手続きをしたのは生まれて初めてです。前の戸建て賃貸で個人間契約で3年住んでいるが、一般の賃貸で3年目に突入したのは初めてです。

このアパート、ボロくて、引っ越してきたばかりの頃は本当につらかったのだけど、自分でリメイクしたり(と言ってもクッションフロア敷いたり、リメイクシートをマステで仮止めしたり、それくらい)しているうちに、何とか住めるかな〜って感じになってました。職場まで徒歩15分かからないし、家賃安いし、立地いいし。

それでも、更新手続きの時期が迫る頃、やっぱり引越ししたいなって思って、本気で物件を探していたりもしました。

結局は、車の買取・車検の年でお金がかかるから引越しはやめることにして「その分イメチェンしよう!模様替えしよう!家具変えよう!」って思って、YouTubeで毎日インテリアの動画を漁っていました。プライベートで嫌なこともあったもんで、なんか気持ちを一新したかったんだろうね。

家具を買い替えるなら、今のこたつをダイニングテーブルにする(そして作業机兼用にする)か、自分のデスクを大きいのに買い替えるか、ドレッサーを買うか、の3択くらいでした。その3択で好みのものを探していたんだけど、きのちゃんの検討ラインナップと相当重なってて笑いました。

結論から言うと、家具は一つも買わなかったし、何なら減った。

インテリアのYouTube見ていたら、ミニマリストさんの動画に偶然行き着いた。

いっとき、ミニマリストいいなぁって思って、書籍とかブログとか読んでいた時期もありましたが、ミニマリストという考え方が有名になるにつれて「コレも捨てた」「こんなにモノが減った」ってモノ減らし自慢みたいな人が増えたイメージがあって、「これも要らないかも」と思いながら毎日暮らすのは嫌だなぁ〜って、あまり見なくなったんだよね。

それが、そのミニマリストさんは、先に目的があって、お家のことも大好きなんだなとわかる人で、その人が依頼主と一緒に部屋を片付けるっていう動画を見てたら、片付けよっかなって気になったんです。(その動画も、そういう目的で作ってる、って動画内で言ってた)

きのちゃんは見ないとは思うけど、私が何回も回して見た動画を2本貼っておきます。

youtu.be

youtu.be

 

言うまでもなく知ってると思うが、私はこれまでも定期的に物を減らす時期がありました。

最初のキッカケはこんまりさんだった。

でも正直、ときめくとか、ときめかないとか、実はよく分かってませんでした。

他人に合わせる人生を送ってきたので、自分が何を好きかとか、もう分からなくなって長いのです。だから、おそらく自分に必要なものを選べていなくて、割とすぐにリバウンドしてしまってました。

どんな服が自分に似合うのか、今もあんまり分かってはいないんだけど、それと同じく何についても「自分が何を好きなのか」って理解できていなかったんですね。恥ずかしながら。

「そうはゆうても、ぴのちゃんアレが好きコレが好きってゆうてますやん」って思うやろ?思いますやろ?

それのうち、いくつかは「本当に好きなもの」です。

しかし、それ以外は「他人から見たらコレが私らしいって言うだろうもの」です。

そして、その二つの区別が、長らくつかなかったんですね、自分でも。

 

今回、上の動画を見ながら、一緒にやってるつもりで片付けをしてきました。

2月7日頃からスタートして、大まかにモノの選定が終わるまでに1週間。家具や本などを売ったりして手放すまでに2週間。山盛りになった15個のゴミ袋が部屋から旅立ったのは一昨日。

今もまだシュレッダーの途中だし、細かな書類の整理が残っているけど、まあまあ、大体は終わりました。

私の今回の目標は、自分の荷物について「引っ越そうと思ったら、翌日にでも引っ越せる」くらいの量にすることでした。荷造りがほぼ不要なくらいに、ってことです。

多分なったかなぁ。

今までも減らしまくった時期はあったけど、その中でも最も減らしたとは思う。今まではちゃんと保管して一緒に引越ししてきた卒業アルバムもついに処分したので。
 
服は、下着や靴下類を除けば、ハンガーラックにかかっている20着弱になったし、メイク道具など他の諸々は、そのまま段ボールに入るサイズの引き出し収納に収まっているし。

食器類も、キッチン下の棚に収まりました。

この部屋に、収納らしい収納は押し入れ1つしかなくて、それを夫とシェアしていますが、私の荷物は着物が入ったクリアケースと楽器くらいになって、1/4くらいはスカスカに。今まで押し入れの外に飛び出していた工具類の収納ケースが押し入れに入りました。そのほかにも、収納できなくて当然くらいに直置きが常態化していたモノたちも、全部帰る場所ができたのでビックリしてます。

 

片付けてて我ながら笑ったのは、ひたすらに箱と収納ケースと紙袋が多かったこと。

引き出しの中を箱で仕切ったり、収納が足りない分を補う『重ねられる!』蓋付ケースがいっぱいあったり、丈夫な段ボールを重ねて収納がわりにしてたり、可愛い缶に小物をしまっていたり。よくいえば収納上手だったのかもしれない。

でも、そもそものモノの量が減れば、そういうのが要らなくなって、100均で買ったようなプラケース含め、収納箱類をだいぶ処分しました。「いつから使ってるのよ」って感じに劣化してたし、箱とか段ボールも「いつの箱だよ笑」ってやつばっかりで。

ゴミ袋15個って言ったら「何捨てたんだよ」って母に言われたけど、多かったのはそういう箱類でした。電化製品の箱、全部あったから笑っちゃったよ。引越し時に必要な箱以外は全部捨てました。特に精密機械の箱は資源ゴミとして出せないような作りで嵩張ったな。あとは服、文房具類、古い小物家電や財布などの雑貨(もはや思い出の品)、食器、消耗品・調味料(期限切れ)あたりが一番多かったんじゃなかろうか。

 

とはいえ、元が汚部屋ってほどでもなかったから、そこまで強烈なビフォーアフターでもなくて、家具が3つくらい減って部屋が広くなったな、とか、服が減ったら洗濯楽になったな、とか、片付けるの楽になったな、とか、その程度なんだけど。

もしかしたら、本とかシュレッダーとか、まだ途中のものも多いからかも。

声が響くなぁ、とは思う。笑

 

で、長々とそんな話をしたのは、ちゃんと理由があって。

捨てるってことは、残すか・捨てるかの判断の繰り返しだって、動画内でミニマリストさんが言ってるんだけどね。今回の私は「翌日に引っ越せるくらい」という具体的な目標があったから『その時に連れて行くか?』という明確な判断基準がありました。

その基準で判断して残していった結果、自分の好きなものとか、大事なものとかが、前より分かった気がします。コレが何よりの収穫です。(服が似合うかどうかは、まだ自分ではわかんないけど笑)

ライトグレー、グレージュ、スモーキーピンクとかスモーキーブルーみたいな、くすみカラーが好きなこと。

ぬいぐるみは、シロノワールみたいな手触りの生地で、もっちりしている子たちが好きなこと。

メランジ生地が好きなこと。(カーテンとか、鞄とか、残した布類にそういうのが多かった)

チェックなら細かめな模様が好きなこと。

扱いの楽なポリエステル、レーヨン生地、ふかふか手触りのムートン生地が好きなこと。

ここまでは全体的にボヤ〜っとしたのが好きなんだな、って感じだけど、一方でコントラスト強めのバイカラーデザインも好きなこと。

あと赤い電化製品が意外と好きなこと。(そいえばスマホも赤だわ)

志野焼の湯呑みと耐熱ガラスのコップがあれば、それでいいこと。(大きいマグは苦手だったみたい)

黒が似合わないこと。(夫に似合わないって言われた服がほとんど黒で、これに一番驚いた。黒ばっかり着てたんですけど?)

実はカーテンが嫌いなこと。(断熱のために必要な窓には残したけど、サイズ合わせて手作りまでしたカフェカーテン的なものは捨ててしまった)

高校時代の部活はすごい嫌な思い出が多かったこと。(それなのに大事に部活ジャージとか保管していた)

案外こたつが嫌いではなかったこと。(そんなわけでダイニングテーブル説は消えた)

刺繍は好きなこと。(編み物と服作りとレジンと羊毛フェルトはやめることにして材料捨てました、私のばかやろう)

iPadが好きなこと。(ペンタブは劣化もしていたので捨てました。売れたかもしれんけど。)

木製家具が好きというわけでもないこと。木目の色には実はこだわりないけど、黒い金属と組み合わせてるデザインが好きなこと。

 

ね、だいぶ分かったでしょう。

 

そして、我ながら大きい「捨て」だったと思うのはソシャゲを辞めたこと。

ゲーミングパソコンを夫にあげたこと。

これには諸事情があるんだけど、そんなわけで、家具はいらないけど、iPadを新しくするのはアリなのかもなぁって思っています。と言ってもデスクトップパソコンもあるし、なんとかなると言えばなるんだな、コレが。

 

そんな私が今めちゃくちゃ処分に困っているのは、過去のブログを書籍化したモノと、こちらに来てからの手帳たちです。



過去のブログは、どれぐらい過去かというと、高校生なんですが。

高校生から結婚するまでの大体の期間のブログが、飛び飛びとはいえ、残っている。

そして、結婚した後の日々の記録が、こちらも若干飛び飛びとはいえ、手帳に残っている。

コレらの処遇に非常に困っています。

正直読み直すことはなく、読み直したとしても気分を害する確率の方が高く、たま〜〜〜〜に他人から言われた言葉が名言として残っているかな、というくらいだが、シュレッダーする勇気が今のところ出ません。

逃げの一手として、小型スキャナーを買って、データ化してから処分するという説が浮上しています。データだって容量を使えばお金かかるので、所有ではあるんだけどね…。紙として所持するよりは、管理コストが下がると言えるのかなぁと。

家具を買い替えて模様替えして心機一転するハズだった2月は、いつの間にかスキャナーを買うかどうかで悩んで終わろうとしています。

なんだかあっという間に終わってしまいました。

さて、残っているシュレッダー作業を進めなくちゃ。

きのちゃんは引越し作業がんばって。私はその頃、石川でがんばっていると思います。